中空アイアンをおすすめする5つの理由｜初心者から上級者まで使える秘密とは？

評価がうなぎ上りの中空アイアンだけど、超初心者が使うクラブの印象や昔ささやかれていたデメリットが頭をよぎりなかなか手に取れないということはありませんか？

本記事では中空アイアンの人気の秘密や構造上のメリットなどを詳しくご紹介していきます。

中空アイアンに興味があるけど購入に悩んでいる方はぜひ記事を読み進めてみてください。

①設計の自由度が高い

中空アイアンとは

中空アイアンの構造は下記のようになっています。

図の通り、中空アイアンはウッドのように内部が空洞になっている構造のものです。

設計の自由度が高まると何が良い？

設計の自由度が高まることで以下の効果が可能となります。

ー より詳しく解説 ー

1. 重心位置の自由度が増すことで、「吹き上がらない」「つかまる」などの性能調整をより細かく行えます。
2. 本来慣性モーメントを高めたアイアンを作ろうとした場合、どうしてもヘッドが大型化してしまうのですが、ヘッド形状が小さいまま高めるということも可能になります。
3. シンプルから複雑なものまでさまざまなデザインがよりできるようになります。

②マッスルバックアイアンのような見た目

見た目と性能を両立できる？

中空構造にすることで、設計の自由度が高まることを説明してきましたが、そのことにより小さいヘッドでありながらミスヒットに強かったり、球が上がりやすいというクラブを作ることも可能になっています。

③飛距離性能が高い（飛ぶ）

ボール初速が上がりやすい理由

中空にすることでウッドのようにヘッド全体の剛性が高くなります。

それによってフェースを薄く作ることができるため、ウッドのようにフェース面をたわませて反発力でボール初速を（トランポリン効果で）上げることができます。

④メーカーが力を入れている（流行っている）

中空の進化が止まらない

これまでメーカーはドライバーの開発により多くのリソースを投入してきましたが、そのドライバーも近年、技術の進歩が頭打ちになっており飛躍的に性能を上げることが難しくなってきました。

そこで次に目を向けているのが、アイアンの中空構造になります。

これまで説明した通り中空構造にすることによって設計の自由度が高まり、今まで難しかった性能の両立などを実現することが可能となっています。

中空アイアンのこれまでの印象は、「打感が悪い」「コントロール性能が低い」など良い印象はありませんでしたが、技術の進歩によりびっくりするような性能のアイアンがたくさん発売されてきています。

⑤ゴルフがやさしくなる

中空アイアンの難易度は？

難易度というと「簡単、やさしい」という印象になりますが、ゴルファーのレベルによって難易度の意味は異なります。

例えばヘッドスピードが速い人に「球が上がりやすい性能のクラブ」は難しいですし、逆に遅い人にとっては簡単なクラブになります。

このようにゴルファーの特性に合った性能のクラブがやさしいということですので、見た目が同じでありながら内部構造や重量配分を自由にコントロールできる中空アイアンは、初級者はもちろん上級者やプロまでさまざまなゴルファーのニーズにあった設計で作れるためゴルフが簡単になると言えるのです。

中空アイアンのデメリット

ここまで中空アイアンのメリットをたくさんご紹介してきましたが、反面デメリットもありますのでご紹介します。

トップブレードは厚くなりがち

上級者向けのマッスルバックやキャビティに比べるとトップブレードのシャープさは劣っていると思います。

打感のやわらかさが独特

中空内部に充填剤や緩衝材を入れることによってやわらかい打感を実現しています。

個人的にはとてもやわらかい打感で心地良いのですが、口コミなどを見ると作られたような打感で違和感を感じる方もいらっしゃるようです。

最後に

中空アイアンをおすすめする5つの理由いかがだったでしょうか？

見た目や打感に強いこだわりが無い場合、性能面でメリットが盛りだくさんの中空アイアンは自信を持っておすすめできます。